「編集」というと雑誌の編集とか書籍の編集ということを思いつくが、この本の著者はありとあらゆるものに編集は付き物だということを、編集の考え方や、手法と共に紹介している。例えば子供の遊びにも編集が活きているなどの、事例を紹介している。
読んでいて興味深い本ではあるのだが、読めば編集ができるようになる類いの本ではない。十ニの編集用法、六十四編集技法、編集八段錦など、考え方として(もしくは学問として)整理された編集用法なのだろうが、実用的とは少々かけはなれた印象はある。ただ、知っているのと、知らないのでは、また違ってくることも想像できる。
著者の言うような編集名人を目指すには、この本の考え方をベースに訓練が必要だろう。
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