2007年10月14日日曜日

数学的思考法―説明力を鍛えるヒント

数学的思考法―説明力を鍛えるヒント  講談社現代新書

「数学的」とありますが、数学がダメな私でも楽しめる本です。数学的思考、戦略的思考、論理的思考などを養うためには、今の日本の教育ではダメだよね、っていうお話とその根拠など。『数学的ひらめき』は数式のオンパレードだったのだけど、こちらはもっと入門的な感じで、読みやすいです。数式も出て来ません。

点より線、線より面で説明する方が説得力が出るというのは、日頃の経験からもわかっていることだが、日々働いている中で、数学的な物事の考え方って、無意識にしているんですね。今、こういった仕事ができるのは、嫌々ながらも高校まで数学を学んでいたおかげなんだなー、ってしみじみ思いました。

おもしろかったのですが、一節で1テーマという構成だと、少し説明に説得力が欠けるような気もしました。もうちょっと1つのテーマでじっくり読ませてもいいと思う。

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