2007年10月11日木曜日

「超」整理法〈3〉

「超」整理法〈3〉 (中公新書)

「超」整理法シリーズの最新本。押し出しファイリングから始まり、時間管理を経ての第三弾は「捨てる技術」だった。

書類は増え続けていくのがビジネスの常。スペースにも限りがあるのだから、不要な書類は捨てましょう。でも、捨てるにはなかなか勇気がいるし、分別も大変だから、バッファーを作って時間にそれを解決させましょう。といった感じの内容。

バッファーについての考え方。仕事上、スケジュールにバッファーを持つことは常に意識していたが、書類を捨てるという行為にもバッファーを設けるというアイデアは面白い。これは時間軸で管理する「超」整理法だからできる方法だと思う。

PCのデータ管理についての部分は、あまり学ぶべきところはない。他の著書やノウハウを検討すべきだと思う。ウィンドウズのデスクトップにあるゴミ箱を「バッファー」と例えていたが、そんな使い方、危なくてできるわけない。

本、CD、写真の整理については、相変わらず有力な手段は見つかっていないらしい。これが解決できると、私としてはすごく助かるのですが。

「超」整理法について3冊を読んでみましたが、個人的な整理には良いかもしれないが、チームや部署などで応用できる部分は非常に少ない。やたらと同じ手法を強調するところが冗長でたまに嫌になる。

これから読もうという人は、内容が古いことを覚悟した上で1冊目を読むか、旧2冊の引用が多いことは割り切った上で本作を読むか、のどちらかでいいと思う。

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