『続「超」整理法・時間編―タイム・マネジメントの新技法』は『「超」整理法―情報検索と発想の新システム』の続編。
スケジューリングの技術、予定の立て方や仕事の進め方などに始まり、さらには無駄な時間を減らし、有効な時間を増やす方法までを解説しているノウハウ本。
「超」整理法が結構おもしろかったので、期待して読んでみたがこちらはがっかりした。「超」整理法を読んでいない人にはいいかもしれないが、続編として書くならば、もっと独自のノウハウや新しい手法を紹介して欲しい。押し出しファイリングが時間管理に使える点にしても、結構無理がある。正直言って、文書整理には役立つ方法だが、あれで時間管理をしようとは思えない。
しかし、1995年にこの本が書かれていたことを考えると、当時としては、革新的なノウハウ本だったのかも。書かれた時代が物語るようにファックス重視のノウハウが目立つし、内容も古くて、今のビジネススタイルには合わないものが多い。1995年っていえばポケベルの時代ですよね。携帯電話もそれほど普及していなかったかと。
そういった古い点を新しい技術に置き換える頭がないと、読んでいてイライラしてくると思う。大蔵省時代のコラムは読み物として面白かった。
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