2007年1月15日月曜日

働くひとのためのキャリア・デザイン

働くひとのためのキャリア・デザイン

すべての人に関わる問題である「キャリア」とどう向き合っていくべきかを、様々な例や研究を元に説明しています。

「節目だけは自分を省みてキャリアをデザインし、あとは流れに任せてドリフトする方がいい」というのが著者である金井壽宏氏の考えです。
ドリフトというと少々乱暴に感じるところもありますが、キャリアを歩む上での発想やレパートリーを豊かにするためにはドリフトした方がいいようです。ちなみに私の場合は、ちょうど一つの節目を終えてドリフトに入ったところかな。次の節目まではまだしばらくかかりそうです。

自分のキャリアを真剣に考えたことの無い人には良い本です。しかし、すでに転職や起業などを経験しキャリアに向き合ってきている人にとっては、今更言われるまでも無い内容という気がします。ただ、途中にいくつかエクササイズが載っており、その部分は節目を考える時に役に立ちそうです。

企業の人事部の方や就職前の学生にはお薦めしたいですが、学問的な趣きが強いため読みにくいかも。必要と思われるところだけつまみ食い的に読むのがいいと思います。

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