2007年1月22日月曜日

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる』を今更ながら読んでみました。2006年2月に出た本なので、1年前(実際にはもう少し前)の時点でのことが書かれているのですが、今読んでも古くないと思いました。しいて言うなら、YouTube買収が加わるくらいなのかな。ただ、ITビジネスに深く関わっている人にとっては新しい気づきは無いかもしれません。

グーグル・アマゾン化する社会』では一極集中がテーマでしたが、本書はネットの「あちら側」と「こちら側」という視点で、わかりやすくGoogleやAmazonと従来企業の違い、オープンソース、Web2.0などについて説明し、ウェブの進化について論じています。

「こちら側」の従来企業にとって「あちら側」の企業と利害がぶつかることは大きな軋轢を生むでしょうし、そのまま「こちら側」にいて勝利することは、これからのWebでは難しいのかもしれません。

私の職場でもWebを用いたサービスを開発・提供していますので、いろいろ置き換えて読んでみました。「こちら側」だなあ、としみじみ思いました。


memo:Web2.0の本質とは
「ネット上の不特定多数の人々(や企業)を、受動的なサービス享受者ではなく能動的な表現者と認めて積極的に巻き込んでいくための技術やサービス開発姿勢」

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