2011年4月25日月曜日

【小耳症】再手術について

移植した皮膚を傷付けてしまい、移植した軟骨の一部が露出してしまった。現状は、風呂でよく洗い、イソジン消毒とエキザルベでの保護。これを止めるとすぐに化膿してしまう。放っておくと一生消毒が必要。また、数年で軟骨の劣化が進み、耳が取れてしまうかもしれない。それを防ぐには、骨の露出部を削り、生きた組織を被せる手術が必要。露出部は今のままでは残念ながら自然に蘇生はできない。

現状の軟骨がどこまで残せるかは、手術してみないとわからない。そもそも30~40年くらいはもつ想定だが、露出してしまうと劣化も早まる。ちなみに、小耳症の症例自体が50年程度の歴史らしい。

頭部の皮膜を移植するのが、よくある方法らしいが、頭部CT結果によると、私の耳と血管の位置では、その方法は使えないとのこと。そのため、耳周辺のいきた組織を移植し、そことは別の部位から皮膚を持ってくることに。手術内容としては、露出した部分と周辺の軟骨を削り、太い血管の通った筋肉を盛り、皮膚をかぶせる。

頭部CTの結果、筋肉は右こめかみ周辺のやや深い場所のものを使う。本来、右耳周辺の浅い部分にも太い血管の通った筋肉はあるのだが、以前の手術の影響もあり、私の場合は血管が細くて使えないらしい。だからこめかみ周辺を候補にした。かぶせる皮膚は頭部のどこか別の場所から移植。耳に近い方が色が自然だとか。術前に、丸坊主必須。筋肉を採る部位はやや凹むらしいが、髪が生えているあたりを使うからそんなに目立たないとか。

手術は3時間程度。全身麻酔。入院期間は2週間。退院後安静1週間。手術のゴールは、化膿せず、消毒不要な耳を再び手に入れること。かつ、メガネが掛けられる耳の形を維持すること。

1 件のコメント:

トマ さんのコメント...

この記事を読む限り、大変な手術なのですね。そういえば、以前もどんな手術をしたのか聞いたことがありませんでした。病院にお見舞いに行った帰りに、キン肉マンの15巻を買ってもらった記憶があります。望みどおりに結果になりますように。