2011年4月30日土曜日

【小耳症】固定チームナーシング制から感じた疎外感

5日間入院してみての感想です。

この病院は固定チームナーシング制という体制で看護をしている。各患者に対して、入院から退院まで固定のチーム内ローテーションで看護にあたるというもの。

おそらく、看護側からすると、患者の状況把握がしやすく、チーム内での引き継ぎも容易なようだ。他にもメリットはあるのだろう。患者である私が感じたメリットとしては、同じ看護師が短スパンで繰り返し看護にあたるため、患者側も親近感が得られる。

2チームあり、各チーム内が3交代をしいている。私のいる4人部屋はAチーム(私を担当)、Bチーム(私を除く3人を担当)という構成。

固定チームナーシング制の看護を数日受けてみたが、少数派になった場合、大きな疎外感を味わう。この患者は担当ではない=声もかけない、というシーンが多々ある。4人部屋で、3人には声をかけ、私には横目で見るだけ。(おそらくナースに悪気はない)多数派に入れれば、同室の他の患者への対応時に声をかけても、わりとすぐに自分の対応もしてくれる。少数派の場合、内容によっては一旦担当チームを呼ぶため時間がかかるし、なにより患者からは声をかけづらい。看護師が部屋を訪れる頻度も多数派が言うまでもなく高い。自分以外の2人のためとはいえ、同室ゆえ自分も目にふれる機会が十分にある。

まあ、形成外科のベッド数が少ないから、多数派になれないのは仕方ないのだが、多数派チームが作り出している壁、あの疎外感に、ナース達は気づいているのだろうか?

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